体重が増えることにより脂肪過多となる

病気でない方も太っているだけで危険はある
肥満は、放置しておくことにより、様々な病の要因となる可能性が高いとされています。
まず、糖尿病や高脂血症・高血圧などの生活習慣病への罹患率が高いということは知られていますが、まだ病気になっていないという方でも、太っている方の多くは、生活習慣病の予備軍であり、メタボリック症候群に分類されるでしょう。
肥満症の方については、早かれ遅かれ、それらの病気になってしまうということが予見されています。
さらに、内臓に関連する病気だけではなくて、太り過ぎによる体重過多が膝や関節などに負担をかけてしまったり、腰痛を引き起こしてしまうことも。
重すぎる体重については、身体の中だけではなくて足や腰にも負担となります。
日常生活の様々な動作や行動に障害になってしまう可能性が高いのです。
肥満が引き起こす病気はこれだけではない
肥満というと、メタボリック症候群との関係が知られていますが、へそ周りが太くなるという内臓脂肪型肥満であることに加え、高血圧や糖尿病・脂質異常症のうちの2つ以上が当てはまることでメタボリック症候群と診断されます。
しかし、肥満が引き起こすという病気はこれだけではありません。
高尿酸血症が進行して起こる痛風や狭心症・心筋梗塞・脂肪性肝疾患・脳梗塞・非アルコール性・月経異常・不妊・睡眠時無呼吸症候群・腎臓病・股関節・背骨・手指などの関節の障害なども、肥満との関係が強いということがわかっています。
肥満の指標となる体格指数が25以上であることに加え、このような病気が1つでもある際には、肥満症として治療が必要。
健康保険の対象となり、内科を受診することがすすめられるでしょう。
医療機関で肥満症と診断された際には、減量指導や肥満に伴う病気の治療を行う必要があります。